賃貸物件を借りるときには、家賃のほか、敷金や礼金、仲介手数料、管理費、それに保証金などの初期費用がかかります。そのため、入居前にかかる費用を合計すると、家賃の約4~5か月分の費用がかかります。
また、初期費用のほかにも、希望する作業に対して追加費用がかかることから、アパートやマンションなどの賃貸契約を交わす際には事前にどのような費用が必要になるのかをよく確認しておくことが重要です。
賃貸契約を行うときに必要になる初期費用ですが、例えば室内に設置されている「エアコン」の室内機や室外機をきれいにクリーニングするときには、基本的に「エアコンの洗浄費用」がかかります。入居前には物件のオーナーさんや大家さんが事前にエアコン内のフィルターなどを掃除しておいてくれますが、専門業者を読んで洗浄をしてもらう際にはフィルターだけでなく、高圧洗浄機や特殊な薬剤を使用して掃除を行うことから別途費用がかかってしまいます。
そのほか、女性で一人暮らしをされる方に多いのですが、以前から使用されていた鍵は使いたくないというときには「鍵」の交換費用として1~2万円ほどの費用がかかります。入居者が退去した段階で鍵は交換されますが、それでも気になるという時には入居前に鍵を交換しておいたほうが安心です。
その他にも、賃貸物件では2年ほどの「火災保険料」への加入が義務付けられていますし、家具付き物件でない場合にも「家具」を購入するための費用が必要になります。