当り前の様に家賃〇〇円と賃貸マンションで募集が出ていますが、あれは誰がどのように決めているのでしょか?
結論から言いますと、大家さんが自由に決める事が出来ます。
誰かにクレームを言われる事もありません。
ただ、高すぎても入居者が決まらないですし、安すぎても収支が合わなかったりします。
適正な賃料はどのように計算すれば良いのでしょうか?
大きく分けると2つの方法がございます。
利回り・収益算出法
建物の建設、購入に掛かった費用に対して、得られる利回りを考え、いくらの家賃に設定すれば良いかを計算します。
{購入・建設費用×〇%(利回り)+年間の諸経費}÷12ヵ月÷住戸数=1戸当たりの家賃
賃貸事例比較法
過去、現在の賃貸事例を比較し、間取りや設備、構造、利便性など総合的に判断し、近隣相場との比較も行い適正な賃料を設定します。一番多く、取り入れられる方法となっております。
上記は一般的なお話しですが、初期費用を安くして家賃を高めに設定する方法や、付加価値を付ける事により、相場より高めに設定することも可能です。家具家電付賃貸マンションなどはその部類ですね。
ご注意頂きたい事は、常に満室ではないというところです。稼働率100%というのは不可能な事で、必ず空室期間というのが発生します。いかに空室期間を短くするか、現在の入居者に長く住んで頂ける様にするかなどの対策が必要になってきます。それはお任せになる管理会社と良く相談の上で賃貸経営をしていく事をおすすめ致します。
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宮島 孝治
課長 : 株式会社レオンワークス
2006年より不動産業界に携わり、2007年にレオンワークスへ入社、2009年に宅地建物取引士免許を取得、賃貸仲介・管理・仲介の実務経験を活かし、マンション選びからお金の話まで分かりやすく解説します。
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