コロナに対応する施設に勤めている医療従事者や介護従事者等に、国から最大で20万円が慰労金として支払われます。『通算して10日以上勤務』や『患者との接触』などの条件をクリアしていればもらえるので、該当するのなら申請を行いましょう。ただし、慰労金の金額にはいろいろあって、人によっては10万円や5万円になることがあります。金額や条件については国がきちんと説明しているので、チェックすれば自身がもらえる慰労金を把握できます。
ちなみに、医療従事者や介護従事者『等』なので、受け付けスタッフや清掃スタッフも受給条件を満たしています。患者に接する業務を行っているかが大切なため、自身の仕事内容を考えたうえで申請するようにしましょう。
申請は施設から行ってもらう
早速、申請しようと考えた方もいるでしょうが、医療従事者や介護従事者等への慰労金は個人で申し込むものではありません。施設を通して申し込むことになるシステムなので、働いているところでアナウンスがあるのを待ちましょう。コロナの対応をした医療施設や介護施設ならば、時期がくればアナウンスがあるはずです。もしも、もらえるのか不安ならば、上司に慰労金について聞いてみることが大切です。遠慮してしまうと慰労金をもらえるチャンスをふいにしてしまう可能性もあるので気をつけなければいけません。
辞めた方でも条件をクリアしていたらもらえる
『家族に働き続けることを反対された』や『精神的に疲れた』などの理由で、すでに医療施設や介護施設を辞めた方もいるはずです。その場合、施設を通じてもらうことになる慰労金は、自分には関係ないと感じるかもしれません。しかし、施設でコロナの対応をスタートしてから6月30日までの間で、もらえる条件をクリアしていれば受け取ることが可能です。つまり、現在施設で働いているかどうかはまったく関係がありません。もちろん、個人で申請するものではないため、働いていた施設から申し込んでもらう必要があります。辞めた施設から連絡をもらえる可能性は高くないでしょうから、慰労金が欲しいのなら自ら問い合わせるのが無難です。
もらうための知識を得よう
慰労金を必要としているのなら、どうやればもらえるのかハッキリと把握しましょう。個人で申請するものではなく施設単位で申請するため、場合によっては上司などへの働きかけが必要になるかもしれません。最低でも5万円もらえる制度なので、コロナと戦ってきたのなら遠慮なく申請しましょう。
不動産ガイド:小林 茂美
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