テレビ会議を意識した内装や電気周りの整備
在宅ワークが始まったことによる悩みで多いのは、テレビ会議の時に映り込む自宅の背景です。日本の狭小住宅では、映り込む背景は小さくても、生活感がにじみ出てしまうことも少なくありません。社内でのミーティングはご愛敬だとしても、社外の方との商談では気を散らせる原因になりかねません。バーチャル背景を使うこともできますが、不自然になってしまうことも多いため、できれば壁紙のクロスを落ち着いたものに変更することで、仕事仕様の空間にすることができます。 在宅ワークではパソコンやプリンターなど電子機器の使用が増えます。既存のコンセントだとタコ足配線になってしまう場合は、コンセントの増設などの工事をしたほうが安全です。また、夏の暑い時期や冬の寒い時期の在宅ワークを考えて、省エネ効果の高い最新式のエアコンなどの設置を検討するとよいかもしれません。
収納スペースを確保できるリフォーム
在宅ワークでは、パソコンや書類・書籍類などを自宅に持ち帰ることが増えます。また、オフィスでの快適な仕事環境を維持するために様々なアイテムが増えていく傾向があります。また仕事が終われば、情報漏洩にならないよう書類をしまったり、子供たちがいたずらしないようにパソコンなどを片付けたりする必要があるかもしれません。それで、必要なものが収まる収納スペースを確保できるようにリフォームすることも検討できます。できれば、デスクから動かずに必要なものすべてを取り出せるような設計にすると快適に仕事ができるに違いありません。
日差しや通気性をコントロールできるリフォーム
オフィスではビル設備などでコントロールするため気が付かないことが多いですが、適度の日の光や換気は気持ちよく仕事をする上で欠かせません。特に在宅ワークでは家でこもって仕事をするケースが多いため、日差しがまぶしいと集中できませんし、換気が悪い場所では頭がぼーっとしてしまい集中力が続きません。それで、通気性を確保できるような窓の設計にしたり、ブラインドなどを設置して日差しを調整できるようにするとよいでしょう。
在宅ワークのためのリフォームのまとめ
在宅ワークでは、オフィスでの仕事環境を維持できるようリフォームすることも必要になります。具体的にできることとして、壁紙を落ち着いたものに替えたり、電気周りの整備を行えます。また、収納スペースを確保できる仕様にしたり、適度な日差しや通気性を確保できるリフォームも有効です。
不動産ガイド:小林 茂美
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