玄関のテンキーロックとは？

テンキーロックとは電気錠のことで、0〜9の数字からランダムに設定された任意の暗証番号を入力し鍵の施錠、解錠を行います。鍵が必要ないため盗難や複製を作られる心配がなく、防犯に優れています。しかし、暗証番号を入力する際に盗み見られるなど他人に情報が漏れる心配もあります。そのため自ら変更なければ暗証番号が変わらない方式の他に、入力するたびに数字配列がランダムで変わるランダムテンキーシステムという方式もあります。

テンキーロックは賃貸物件にも導入されており、物件を探す際にセキュリティ面を重視する方に人気となっています。オートロックタイプの物件とは違い鍵やカードキーを必要としないため、紛失してしまう心配もなく部屋に鍵を置き忘れることもありません。マンションなど集合住宅に設置されているテンキーロックは居住者それぞれに暗証番号を個別に設定する場合と、全住民が共通の番号を利用する場合があります。

テンキーロックには鍵が必要なく暗証番号のみで施錠、解錠できるメリットがありますが、万が一暗証番号を忘れてしまった場合にはテンキーロックを利用できなくなるというリスクがあります。また、暗証番号の入力を一定回数間違えてしまうとセキュリティシステムによってテンキーロックが一時的に利用できなくなります。そうなってしまった場合には所定の時間その場で待ち再度入力する必要があります。その他に暗証番号が漏洩する可能性もあり、全住民が共通の番号を利用していた場合には居住者本人だけでなく他の住人から暗証番号が漏れてしまうケースもあるようです。