家財保険は名前の通り、家財を対象にした損害保険を意味します。家財は家具や家電製品、日用品などの家財道具全般を指します。家財保険は火災保険のオプションの一種であり、対象物によって掛け金が異なるのが特徴です。また、家財保険の補償対象は加入者が持つ家財だけではありません。賃貸物件においては物件の所有者や第三者が被った損失も補償の対象になるので注意する必要があります。マンションのような集合住宅で火災を起こした場合、他の世帯への被害は避けられません。また、賃貸物件を所有している家主も資産を失ってしまう形になることから、それぞれへの賠償を考慮して加入する必要があるのです。
賃貸物件への入居契約によっては家財保険への加入を条件にしているものがあります。火災保険のオプションである家財保険は任意契約なので、加入するかどうかはあくまでも本人の意思で決まります。たとえ物件の家主であっても保険への加入を強制することはできませんが、その一方で保険に加入していないことを理由に入居を拒否することは可能です。家主にとっては自分の資産である賃貸物件を第三者に貸与することになるので、自分が提示した条件に同意しない相手とは契約を結ばない権利があります。特に集合住宅は他の入居者が被害を被る可能性があるので、家主の契約拒否に正当性が見いだされるのが普通です。賃貸物件への入居をスムーズに進めるには、万が一の事態に対する備えを用意しておくのが借りる側のマナーと言えます。
The following two tabs change content below.
不動産ガイド:小林 茂美
流通事業部 部長 : 株式会社レオンワークス
不動産のことならレオンワークスへお任せ下さい。不動産の購入から出口戦略まで幅広くスタイルに合わせてご提案可能です。なお、相続のご相談も無料で受付中です。不動産圧縮を用いた相続対策から家族信託などもお任せ下さい。
最新記事 by 不動産ガイド:小林 茂美 (全て見る)
- 大阪市で仲介手数料無料の賃貸マンション情報サイト - 2024
- 不動産売却でよくあるお悩みとは?解決方法をあわせて解説 - 2024
- 空き家問題とは?空き家が増えている本当の原因と対策を解説 - 2024