いま暮らしている場所から関西地方へ、中でも大阪に引っ越すというときにはまず、アパートやマンションなどの「賃貸物件」を探すことが先決ですよね。
大阪で賃貸物件を探していると、これまで関東で暮らしていた方は「賃貸契約の内容が関東と関西はで少し違っている」ことに気づかれるはずです。
その違いの一つが、入居前に支払いが必要になる「初期費用」に関することです。
賃貸物件に暮らすためには、家賃のほかに敷金や礼金などの初期費用が別途必要になりますが、関東地方では敷金や礼金と呼ばれている初期費用が、関西地方では「保証金」と呼ばれることがあります。
関東では賃貸物件に入居するための初期費用の相場が、合計で家賃4~5か月分ほどと言われています。一方、関西地方の中心である大阪の初期費用の相場は家賃6~8か月分とも言われていることから、初期費用に関しては関西のほうが高くなる傾向にあるといえます。
とはいえ、初期費用だけでいえば関西のほうが費用は高くなりますが、関東では契約を更新する際にかかる「更新料」が、関西では「更新料がかからない」といった強みがあります。さらに、ここ数年で関東と関西の初期費用の差が大幅に縮まっているというデータもあることから、初期費用に関する違いをそれほど大きく意識しなくてもいいでしょう。
関東との初期費用の差が縮まっていること、それに更新料がかからないケースが多いことなどを踏まえると、今後も長く暮らすための賃貸物件を探すなら、結果的に大阪をはじめとした関西地方を選んだほうが“お得”に感じられるはずです。