賃貸マンションのオール電化マンションはお得？

近年のエコロジーブームや住宅における火災予防の重要性から、火を一切使わないオール電化の住宅が注目されています。灯油やガスなどの石油燃料を使わないので環境に優しく、剥き出しの火による火災の心配が無いのが大きな魅力です。マンション物件でもコンロや暖房、シャワーなどを電気で作動させるオール電化な作りの物件が増えています。オール電化マンションは安全な暮らしができることが大きな利点であり、特に小さい子供や高齢者が同居する世帯では万が一の火災事故に遭う心配がないことを理由に高く支持されています。安全で快適に暮らせる物件として、オール電化マンションは割高な家賃であってもすぐに入居者が決まることも少なくありません。

オール電化マンションのデメリット

オール電化マンションは安全に暮らせる物件として人気がある一方、特有の欠点もあります。住宅設備のすべてが電気で動くことから、停電などの理由で電気が供給されなくなった際は生活に大きな支障をきたしてしまうのです。マンション物件によってはバッテリーによる送電に切り替わる所もありますが、電気を無尽蔵に使えるわけではありません。電気が復旧するまでは非常に不便な状態に陥ってしまいます。また、オール電化マンションは毎月の電気料金も高額になりやすいので電力会社の契約プランを見直すのは必至です。オール電化の住宅設備は高額な物が多いため、賃貸物件では家賃に設備の導入費が上乗せされます。オール電化のマンション物件は安全に暮らせるメリットがある一方で支出が多く、電気が止まることで生じるデメリットも大きい点を注意する必要があるのです。