不動産のおとり広告の中で極めて悪質な広告内容は『格安物件です。』
大阪市内中心部 20㎡(6帖1K) 築5年以内 バストイレ別 =賃料6.5万円前後が相場となります。駅から10分~15分離れたところで格安になるわけでもないのが現実なのです。しかし、インターネット上にはすごく魅力的なお部屋が沢山掲載されていますね。
☑御堂筋線中津駅から心斎橋駅 徒歩10分以内 5年以内 バストイレ別 賃料5万円以内で検索
なんと 133件ヒット!!
同内容を不動産間流通サイトで検索してみると!!
不動産流通サイト(不動産会社専用のサイトです)では全く募集のお部屋が無いんです!
それでも、皆さん「騙されてる」とは思わない。不思議ですが、そんな条件嘘ですよとまわりから言われても・・・。
掲載会社の独占物件ではないのか・・。何か安い理由があるのではないか・・・。素直にそう思ってしまいます。
プロが教える賃貸・おとり広告の見分け方
怪しむポイント① その物件はマンション名の記載があるか。
おとり広告会社はマンションを特定されにくいように広告する事が多くあり、マンション名が記載されていないことが多いです。もしマンション名の掲載がある場合はマンション名検索を!他サイトに掲載されている賃料と見比べるのもポイントです。大きな差があれば大体おとりだと思ってください。
怪しむポイント② 契約期間は何年か。普通賃貸借OR定期借家契約
通常であれば賃貸借契約は1年・2年自動更新です。格安広告のほとんどか『定期借家』と記載があります。
定期借家と記載がある場合、目的物をいざ見学にいったら不動産屋のお兄さんに
「ここは~1年定期借家で 1年しか住めません!」など言われるそうです。これがひどいときは3ヶ月定期借家です。
怪しむポイント③ 実際に案内できるかどうか?
お問い合わせをしてみるとお店に来店をとりあえず促す傾向があります。
Aさん『物件番号 ○○○○ は、空きがありますか?』営業マン『空いてますよ』
Aさん『どうしてこんなに安いのですか?』営業マン『その理由は・・ご来店頂いた方にお答えしております。』
Aさん『わかりました。オフィスから近いので現地待ち合わせにしてください。』営業マン『現地待ち合わせは受け付けておりません。弊社へお越しくださいませ。』
実際に空きもなく、架空物件を見学頂くことはできないですよね。なので一度店に来てほしいとの流れになります。
実際に訪問したら、誇大業者はどうするのか?
『心理的瑕疵付きのお部屋なんですよ!』と事故物件サイトと照らし合わせる。
・・・・・・事故物件サイトは自由に書き込めるのですべてが本当の情報ではないのです。
『3ヶ月契約でもいいですか?』と・・
嫌だというお客様にはそこから上手く、他のお部屋を提案していきます。
それでもいい!というお客様にはどんどん嘘を重ねていきます。
もう一つのおとり広告。
格安掲載ともう一つのおとり広告があります。成約済のお部屋の掲載。
多くの方が訪問したら、空きがなかった!という経験をされているかと思います。
見分け方は非常に難しいと思います。ただ、イメージしてください。不動産ポータルサイトに掲載されているお部屋すべてが本当に空いていたら・・・その地域は!ゴーストタウン!?
☑掲載日・更新日が3日以内だからと空いているだろうというのも危険です。
空室確認しないまま更新されているケースもありますのでご注意ください。