2019.02.13お部屋探し豆知識 , お金に関する話 , 契約に関する話 , 引越し , 賃貸マンション

引越しの費用ってどれくらい掛かるのか?

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実際に引越しするにはどれくらいのお金が必要になるのでしょう?

引越しと言っても引越し業者にお金を払えばOKというわけにはいきません。
新しい住居を確保しないと無理ですよね?
それと合わせて現在の住居も引き払わなくてはなりません。
という事は、掛かる費用のトータルは
引越し代金+現住居の退去費用+新住居の契約費用がトータル費用となります。

引越し代金
これは正直、移動距離や荷物の量、時期などによってかなりの幅がございます。
引越し代金・不用品の処分等が掛かります。

現住居の退去費用
契約内容により異なりますが、一般的には
原状回復費用・ハウスクリーニング代・鍵交換代などが掛かります。

新住居の契約費用
敷金・礼金・前家賃・賃貸保証料・火災保険・仲介手数料などが一般的に掛かる費用となります。

それぞれの費用は決まった金額がある訳ではございません。
ただ、どういった費用が掛かるかを把握した上で進めていかないと大変な事になるかも知れないのはわかりますよね。
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単身の引越し費用を1つ例に出してみます。

現在のマンションの退去する際の費用(敷金0円、礼金1か月、家賃70000円、共益費5000円)
敷金が無い契約の場合、故意・過失などが原因で、原状回復が必要な場合は借主の費用負担になってしまいます。
クロスを破いてしまった。床を傷つけてしまった。などあれば数万円~単位で請求がある場合があります。
ここでは軽微な傷で30,000円を支払ったとしましょう。
それとは別にクリーニング代の設定があると支払わなければなりません。単身用のお部屋なので、25000円としておきましょう。
あと鍵交換代を支払う契約も多くあります。これも25000円とします。
これで合計80,000円を退去費用として使ったという事になります。

引越し先のマンションを契約する費用(敷金0円、礼金1か月、家賃70000円、共益費5000円)
この場合、礼金や前家賃以外には火災保険、賃貸保証料などが必要になってきます。
礼金70000円
前家賃70000円
共益費5000円
火災保険20000円(2年毎)
賃貸保証料37500円(総賃料の50%で計算)
仲介手数料75600円(家賃の1か月分と消費税)
合計278100円
とまあこんな感じになってきます。

引越し業者に支払う額
例えばそんなに忙しくない時期(1~3月を除く)であれば近場であれば数万円~10万円で行けることが多いです。
一般的な単身の荷物、平日の引越しとすれば割引などもあり3~5万円程度で受けてくれる業者もあります。
不用品処分、エアコンの脱着があれば別料金となりますが、ここでは50,000円とします。

では合計いくらになったでしょうか?
80000円+278100円+50000円=408100円
大体のイメージはついたでしょうか?
契約費用などは物件により様々ですし、退去費用も人それぞれかと思います。
ただ、目の前の見える金額だけではなく、様々な金銭が必要になる事を考えた上で検討してください。

家具・家電を購入しなくてはならない方はさらに費用が掛かりますのでご注意を。

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宮島 孝治

宮島 孝治

2006年より不動産業界に携わり、2007年にレオンワークスへ入社、2009年に宅地建物取引士免許を取得、賃貸仲介・管理・仲介の実務経験を活かし、マンション選びからお金の話まで分かりやすく解説します。

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