私たちは快適な生活を送る上で、日々沢山の水を使っています。起床し、洗顔、お手洗い、洗濯、お風呂と水はなくてはならない存在となっています。そのため、水回りに問題があると、生活はとても不便なものへとなります。お部屋を内見する際には、キッチン、浴室、トイレをしっかりと確認しましょう。
キッチンのチェック
ズバリチェックポイントは「シンク下」です。シンク下の収納部分を開けると、配水管もしくは配水管に繋がるホースがあり、ホースの場合はまず、力を入れずに引っ張ってみましょう。この時に抜けそうなほど不安定な場合や、ホース自体が蛇腹状になっているものは年季が入っており、突然根元から切れて水浸しになってしまう恐れがあるので注意が必要です。次に収納内の臭いや汚れについても確認しましょう。床が水浸しになっていないか、汚水臭などがしていないかどうかのチェックも行います。また実際に水を出してみるのも大切です。水圧は弱くないかもチェックしましょう。
浴室のチェック
大事なのは2点
1.タイルなどひび割れ状態、補修の跡など
浴室に入り、タイルにヒビが入っていたり、割れてしまっている部分がないかの確認を行います。また、コーキング補修の跡がある場合には、過去に漏水があった可能性もありますので、大家さんに聞いてみるといいでしょう。コーキング補修とは割れた部分の修繕のために行う工事です。
2.実際の排水状況
実際に水を流してみましょう。水圧と排水溝の状態を確認します。蛇口をひねった時の水圧を確認した後、水を排水溝に流してみましょう。排水が逆流してくることや、臭いを発する場合は、排水溝の奥に髪の毛やゴミなどの汚物が詰まってしまっていることが考えられます。
トイレのチェック
1.給水管
トイレのタンクに水を送っている配管ですが、水漏れを起こしていないかなどチェックしましょう。
2.水の流れ
実際に水を流して見ましょう。一定量で水は止まるのか、トイレのつまりなどはないかなどチェックしましょう。
3.実際に座った場合の距離感
実際に座ってみて、距離感を確かめましょう。トイレットペーパーの位置、扉までの距離、足は窮屈ではないか、など。
まとめ
築年数が浅い物件はそれほど心配は要りませんが、15年、20年となれば段々と老朽化が進みます。メンテナンスによって改善はされますが、しっかりとされているかはご自身で確かめないといけません。快適な生活を送る為にも、その労力は惜しまないことですね。
宮島 孝治
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