不動産会社の広告に見られるハイグレードという表現は、分譲住宅の購入を検討している人を引き付ける効果があります。自分だけではなく子や孫の世代まで暮らし続けることを想定して購入するのがマイホームなので、快適な暮らしができるイメージのあるハイグレード仕様な住宅は非常に魅力的な物件です。しかし、ハイグレードという表現は具体的な定義が無く、不動産会社が独自の基準で使っているに過ぎません。多くの場合、不動産会社が扱うスタンダード仕様の分譲住宅よりも設備や部屋数が多く、建材も高級な物を使っている物件をハイグレードと謳っています。そのため、買う側と売る側の認識にずれが生じるケースもあります。
ハイグレード仕様の分譲住宅は快適な住み心地を謳っているのが特徴のひとつです。同じ部屋数でも居住性の高さを活かした間取りであり、窓の数や位置にも工夫を凝らしています。キッチンなどの水回り設備や冷暖房設備などもハイグレード仕様の高級品を使っているので不便に感じることがほとんどありません。毎日を気持ち良く過ごすことができるのがハイグレードな物件の魅力です。ハイグレードな分譲住宅は販売価格が割高ですが、この金額を払ってでも住み続ける価値があるのかを慎重に考えることが重要になります。同じハイグレードという言葉でも不動産会社によって基準が異なるので、必ず物件の下見を行い、口コミなどの情報を確認するのが物件選びで失敗しない条件です。
The following two tabs change content below.
不動産ガイド:小林 茂美
流通事業部 部長 : 株式会社レオンワークス
不動産のことならレオンワークスへお任せ下さい。不動産の購入から出口戦略まで幅広くスタイルに合わせてご提案可能です。なお、相続のご相談も無料で受付中です。不動産圧縮を用いた相続対策から家族信託などもお任せ下さい。
最新記事 by 不動産ガイド:小林 茂美 (全て見る)
- 18歳に成人年齢が引き下げ?賃貸借契約はできるのか - 2024
- 不動産所有者が服役中に任意売却はできる?注意点も解説! - 2024
- 空室対策として空き部屋をレンタルスペースに!メリット・デメリットを解説 - 2024