賃貸マンションには、多くの共有部があります。
通路、駐車場、駐輪場、エレベーター、ごみ置き場、
またバルコニーも各戸に占有使用権が与えられていますが、共有部です。
共有部は、住人が共同し使用するものです。
集合住宅での共有部での様々なトラブルをご紹介いたします。
バルコニー
部屋の一部と認識している人は多いと思いますが、ここは共有部です。
その理由は、火災や地震などの災害が起こった際の避難経路として使用することになり、
住人には占有使用権が与えられ、普段は洗濯干しなどに利用可能、
マンション毎には景観を重視するなどの理由によって禁止事項はあります。
反対に共有部分だからと言って自由に侵入することは認められておらず、
正当な理由なく侵入すると住居侵入罪となります。
廊下・通路に置いて
住居フロアでの廊下部分でのトラブルでは玄関前や階段・通路へ私物を置くなど
このような行為は隣人の日々の暮らしへ迷惑行為となるほか、
ベランダ・バルコニー同様 災害が起こった際の避難経路が遮断される要因ともなります。
・ごみ袋を玄関前に放置する。(悪臭や害虫の増加要因)
・脚立や自転車は定められた専用スペース又は駐輪スペースへ
ごみ置き場
大阪市中心部では24時間ゴミ出し可能のマンションがほとんどになり、
曜日関係なく毎日ごみを出せるため単身の方にとって必須条件にされる方も。
しかし毎日ごみ出しOKでも毎日集荷に来るわけではございません。
・生ごみなどはできる限りマンションの決められた集荷日に出すように心がけましょう。
・スーパーのレジ袋ではごみが散らかる事もあり、虫の発生の要因になります。
24時間ゴミ出しが便利だからこそマナーを守ってトラブルにならないように心がけることが大切です。
集合POST・宅配ボックス
集合POSTでのトラブル・・はさほど多くはありませんが、
不要なちらしなどが散らかっているなどは管理人に任せるのではなく
気づいたら所定のごみ箱へ片付けるなど心がけることでマンション全体の風紀にも繋がります。
また宅配ボックスは築浅マンションでは必須になっておりますが
私物化する方も増加傾向にあります。
急な配達時に困る事の無いよう、BOX内の空き状況は確認しておきましょう。
共有部が美しいと防犯にもなる。
駐輪場が散らかっていたりごみが散らかっていたりすると『隙があるマンション』だと認識し犯罪が起こりやすいといいます。
建物管理会社のチェックも大切ではありますが、住人同士で心がけることが一番大切です。