2016.04.21お金に関する話 , 不動産売買 , 不動産投資 , 不動産相場トレンド

収益不動産用語 「NOI」とは

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収益不動産用語としてよく出てくる言葉「NOI」とは?

NOIとは年間収入(賃料)から固定資産税や都市計画税、マンションの管理費や修繕積立金など

絶対にかかる費用を差引いた諸経費を控除したときの実際に手にする純収入利益といいます。

※NOI(Net Operating Income)の略となっています。

 

 

 

事例1

不動産投資物件(賃貸マンション)があった場合に1500万円の物件を購入して、

入居者が決まり毎月の家賃が7万8千円とします。

その場合月額賃料78,000円×12=年間賃料936,000円と計算され、この物件の表面利回りは

936,000÷15,000,000=6.24%になります。

実際に、初めて不動産投資を始めようとする時によく見る数字が「表面利回り」です。

例えば、不動産屋さん等に相談して教えてもらった時の数字や資料などに記載されている利回り等は表面利回りで記載されていてそれだけを見るとかなり良い投資物件として考えてしまいます。

不動産投資

 

NOI利回りは??

実際には上記に上げている項目等の運営管理コストを差し引いた

純収入利益で計算していくと、、、、

年間賃料(満室時)936,000円-運営管理コスト232,000円=704,000円

年間賃料 704,000円÷物件価格15,000,000円=4.69%

NOI利回りは4.69%/ グロス利回り6.24%になります。

 

 

 

まとめ

表面利回りが高くても実際に収益の良さに結びつくわけではありません。

他にも減価償却費用や、借入金などはここの金額には加わっておりませんので

実際に負担しないといけないお金+αが加わってきます。

これから不動産投資をしようと思った時には必ず意識して考えたいところですね。

管理費、修繕費、税金などの経費をかけずに済む物件のほうが、実質利回りが高い傾向にあるので

経費の無駄を省いて収益を上げることで、安定収益の確保を目指したい。

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