賃貸を契約する際に必ず耳にする「敷金」ですが、
実際に、「敷金って何?」「払わないといけないの?」と聞かれたときにしっかりと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
ここではそんな「敷金」についての4つの気になるポイントについて解説していきます。
①「敷金って何?」
まず一つ目のポイントは、そもそも「敷金」とは何なのか、何のために払わなければいけないのか・・・。
「敷金」とは簡単に言うと「担保金」のようなもので、
①家賃を滞納して支払えなくなってしまった・・・
②借りている部屋に落ちない汚れや傷をつけてしまった・・・
上記のような場合の支払いを行うために事前に預けておくお金が「敷金」となっています。
「敷金」は「礼金」とは違い、預けているお金ですので、何事もなければ退去する際に戻ってきますが、
退居時に「ハウスクリーニング代」や「鍵交換代」を支払う契約になっていれば「敷金」からそれらの代金が差し引かれることになります。
②「敷金の相場は?」
続いて、「敷金の相場」について見ていきましょう。
「敷金」は基本的に、月単位の家賃(~カ月)で表記されることがほとんどで、
エリアや物件によって多少の違いはありますが、大体(0ヵ月~1ヵ月)となっています。
「敷金」は「礼金」に比べあまり高額になることはなく、0円の物件も多く見られます。
「敷金0!!」という物件を見ると「安く済んでお得!」と感じる人が多いかと思いますが、
逆に、「安いけどちょっと心配・・」という人も同じぐらいいらっしゃると思います。
それでは、次はそんな「敷金0」のメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。
③「敷金0のメリット・デメリット」
「敷金0!」
すごく魅力的な響きではありますが、次のようなデメリットがある物件もあります。
・住環境があまり良くない場合がある
「敷金」「礼金」が0円の物件の中には、駅から遠かったり、建物が老朽化していたり、
暗くて人通りの少ない道が多いなど、あまり良い条件ではないお部屋を埋めるために初期費用を安くしている物件もあるので、
安さだけに囚われず様々な条件を考慮してお部屋探しをしましょう。
・他の費用(ハウスクリーニング代・鍵交換代など)が余分に掛かる場合がある
「敷金」が0円の物件でも、ハウスクリーニング代や鍵交換費が相場以上にかかってしまうと、
初期費用を節約するつもりが思わぬ損をしてしまうことになってしまいます。
しっかりと全体の費用をしっかりと確認することが大事です。
・退居時に部屋の修理代など、追加でお金を請求されるのではないかと不安になってしまう可能性がある
「敷金」が0円の場合、
退居時に原状回復のための費用が追加で請求されるのではないかと不安に感じられるお客様はいらっしゃると思います。
ですが、敷金を予め預けておくと、原状回復のための費用はそこから賄われるため、
退居時に追加で支払う必要がなく安心できるというメリットがあります。
④「敷金はいつ払うの?」
これまで「敷金」についてお話してきましたが、実際「敷金」はいつ払うことになるかというと、それは契約が完了した時になります。
契約時にはその他の初期費用も合わせると、一人暮らしの場合大体30万前後はかかってきますが、
最近では初期費用の一部、または全額をクレジットカードで分割払いできる不動産会社が増えているので、
手元に現金を残しておきたい人にはかなり便利なサービスとなっております。(クレジットカードが利用できない不動産会社もありますので注意が必要です。)
まとめ
ここでは知ってそうで意外と知らない「敷金」についてお話してきました。
賃貸に関する基礎知識を増やすことで、しっかりと自分でお部屋を取捨選択する能力が身に付き、
お部屋探しの際に失敗してしまうリスクが低くなってくると思います。
弊社レオンワークスの「不動産の売買・賃貸住まいのニュース!」では、他にも不動産に関する様々な記事を取り上げております。
不動産の基礎的な知識をわかりやすくまとめておりますので、是非他の記事もご覧くださいませ。
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