今現在、賃貸マンションで契約している場合、
新しいお部屋にお引越しをする際に必ず行わないといけない事は解約通知の提出です。
契約してから何年か現在のお部屋で生活して
解約通知がどこにあるのか分からないというご連絡は多々あります。
一番にチェックして頂きたいのが契約書です。
契約書と一緒に解約通知をお渡ししているケースが多くありますのでチェックしてみてください。
さて、契約書を見ていただいて見るべきポイントがあります
Point1 「解約」に関する事項をチェック
解約について記載のある所を探してみてください。
「乙は、甲に対して少なくとも30日前に書面をもって解約の申入れを行うことにより、
本契約を解約することができる。」
「借主からの解約予告は1か月以上前までに、
貸主からの解約予告は6ヶ月以上前までに相手方に文書で申入れること。」
などの記載があります。
ここでチェックするポイントは、「いつまでに」「どうやって」解約を通知するかです。
ここでは「30日前までに」とか「1ヶ月以上前」に「書面で」と書いてありますので
書面を管理会社もしくはオーナーに提出しなくてはいけません。
基本郵送をしていただくようになりますが、FAXでも対応可能な場合もありますので、
必ず解約通知を提出する際には管理会社さんに確認をオススメします。
Point2 解約時の家賃をチェック
「家賃(賃料)」と書いてある所を探してみてください。
「1ヶ月に満たない期間の家賃は、契約終了月を除き日割計算した額とする。」
「契約終了月は、日割計算は行わず、月額賃料とする。」
契約終了月の家賃が「日割り」なのか「月割り」なのかです。
・日割り
6月15日に解約した場合は、6月1日~6月15までの15日分の家賃を支払います。
・月割
6月15日に解約した場合でも6月1日~6月30日までの1ヶ月分の家賃が丸々掛かります。
極端なお話で6月1に解約しても1ヶ月分の家賃が掛かってしまいますので
月初に解約すると損になってしまいます!
Point3 敷金の精算に関する事項をチェック
敷金の精算は解約時に何かとトラブルになりがちです。
契約の際に、あらかじめ「借主が負担するもの」、
「貸主が負担するもの」の説明がありますが、必ず確認しておきましょう。
「特約」に書いてあることもあります。
退去時の敷金返金ではハウスクリーニング代など引かれて返金の場合が多いですので
全額返金になるケースはほとんど無いと思ってください。
Point4 退去立ち会いでの注意点
退去立ち会いは管理会社の方が立ち会ったりリフォーム業者の方が立ち会う場合があります。
一通り室内の傷、汚れチェックを行いますが新築マンション以外のお部屋の場合
『入居したときから壊れていた、あるいは汚れていた箇所』と
『入居期間中に壊してしまった、あるいは汚してしまった箇所』明確にしておきましょう。
入居時のチェックリストや写真があれば話は早いです。
退去立ち会いが終わると、鍵を返す前に立ち会いのサインを求められますが、
自分が伝えた内容をきちんと確認したうえでサインするようにしてください。
実費分のハウスクリーニング代金が変わってくることがあります。
解約の流れ
解約通知を出す→お引越し片付け&引っ越しに伴う各種手続き→退去立ち会い→敷金精算
賃貸の解約時が一番問題発生することが多いです。
まず契約書をチェックをしてから解約通知を出す。
退去立ち会いの注意点を押さえてスムーズな明け渡しを行う。
そして敷金精算が終わったら、解約に関しては一通り終了です。
何かとトラブルが多い賃貸の解約ですが、
大事なのはこまめに管理会社と連絡をとって頂くのが、結果良ければすべて良しとなることでしょう。
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