24時間換気システムってなに?という質問よりも・・お部屋をご案内していて洋室のエアコン下側にある四角い設備をみてこれってなんですか?と聞かれることも多いですね。
まず24時間換気とは・・
平成15年6月の建築基準法改正により,マンションの住戸内の空気全てを2時間に1回新鮮な空気と入れ替える能力を持った「24時間強制機械換気システム」設置が義務付けられました。
この「24時間強制機械換気システム」は各居室(LD,洋室や和室)の外壁側に直径10センチの「給気口」を設置し,そこから新鮮な空気を取り入れ,汚い空気は部屋の出入口扉の下の隙間を通って洗面室又は浴室の天井上の「排気する機械」とダクトでつながった「吸気口」から吸い込み屋外に排出されるシステムです。基本的には24時間ずっと運転しておかなければなりません。
なぜ24時間換気しなくてはいけないの?
最近マンションで多く使われているのが、浴室乾燥機の24時間換気機能です。お部屋の吸気口から自然換気しバスルームより強制排気しております。
綺麗な空気を保つことを目的としていますが、24時間換気を行う事によって結露などの予防にもなります。
フィルタの掃除は必要!?
フィルタの掃除は必要です。マンション設備取扱説明書の中にフィルタ清掃の説明書がついていることが多くあります。もしなければインターネットで型番を調べれば出てくると思います。
玄関扉が開けられない!経験はありませんか?
各居室の外壁面に設置された直径10センチの「給気口」は手動で開閉可能になっていますが,本来は常時開にしておかなければなりません。
常時この「給気口」を開けていますと,冬や夏に外部の冷気や熱気が室内に入ってきますので室内が寒かったり,暑かったりいたしますので「給気口」を閉じてしまう方が多いのです。
この「給気口」を閉じてしまいますと「24時間強制機械換気システム」の排気機能が住戸内の汚い空気を少しずつ排出致しますので,住戸内の気圧が低くなります。
住戸内,全ての「給気口」を閉めてしまいますと住戸内の気圧がかなり低下して,玄関扉を開ける時には強い力が必要になり,小さな子供の力では開けられない事もあります。
換気とは排気だけでは成り立ちません。外気の給気が有ってこそ換気機能が働くのです。