本日は特優賃(特定優良賃貸物件)の家賃の仕組みについてご説明します。
特優賃の物件に住むと契約者様の所得ランクにより負担する金額が同じ物件でも入居者様によってそれぞれ金額が変わってきます。
では、そうなると所得ランクはどのように決まっていくのでしょうか?
特優賃 家賃の仕組み
入居者負担額は、家族全員の所得金額をそれぞれ計算して合計し、下記の当てはまるランク(所得区分)に応じて決められます。
所得などを間違って申込みをする等、一致しない点があると審査で不合格にされる場合もあります。
収入計算早見表
所得ランク表
所得基準 | 入居世帯の所得(月額) | |
---|---|---|
☆AまたはA1 | 153,000円以上 200,000円未満 | |
A | A1 | 200,000円以上 238,000円以下 |
A2 | 238,000円を超え268,000円以下 | |
A3 | 268,000円を超え322,000円以下 | |
B | 322,000円を超えて445,000円以下の方 | |
C | 445,000円を超えて601,000円以下の方 |
- ☆印所得基準は、主たる収入者が大阪府の場合50歳未満、大阪市の場合40才未満の場合に適用されます。 また下記の住宅には申込むことはできません。
- 入居資格チェックで資格をご確認ください。
-
給与所得者の前年度の総収入額(源泉徴収票の支払金額)
区分/
世帯数Aランク Bランク Cランク A1ランク A2ランク A1ランク A2ランク A3ランク 単身者 ☆288~424万円
368~424万円425万円~
469万円470万円~
550万円551万円~
726万円727万円~
934万円2人世帯 ☆343~472万円
416~472万円473万円~
517万円518万円~
598万円599万円~
768万円769万円~
976万円3人世帯 ☆392~519万円
463~519万円520万円~
564万円565万円~
645万円646万円~
811万円812万円~
1018万円4人世帯 ☆440~567万円
510~567万円568万円~
612万円613万円~
689万円690万円~
853万円854万円~
1058万円5人世帯 ☆488~614万円
558~614万円615万円~
659万円660万円~
731万円732万円~
895万円896万円~
1098万円事業所得者の前年度の所得金額(確定申告書の所得の金額)
区分/
世帯数Aランク Bランク Cランク A1ランク A2ランク A1ランク A2ランク A3ランク 単身者 ☆184~285万円
240~285万円286万円~
321万円322万円~
386万円387万円~
534万円535万円~
721万円2人世帯 ☆222~323万円
278~323万円324万円~
359万円360万円~
424万円425万円~
572万円573万円~
759万円3人世帯 ☆260~361万円
316~361万円362万円~
397万円398万円~
462万円463万円~
610万円611万円~
797万円4人世帯 ☆298~399万円
354~399万円400万円~
435万円436万円~
500万円501万円~
648万円649万円~
835万円5人世帯 ☆336~437万円
392~437万円438万円~
473万円474万円~
538万円539万円~
686万円687万円~
873万円
※収入基準早見表は世帯の内、所得者が一人だけで下記の全てに該当する方が上記の表は適用されます。
- 給与又は事業所得のうちどちらか一種類
- 前年の1月1日より以前から勤務(事業)し、現在も継続している方。
- 特別な税金の控除が無い。
上記以外の方でお一人で2ヶ所以上働いている方働いている方が2人以上いる世帯は早見表には当てはまり ませんので 別に計算が必要となります。
仕組み
特優賃は、一般賃貸マンションのその地域の相場に合わせた家賃が契約家賃として設定されており、入居者はその契約家賃から
補助金を差し引いた金額を入居者負担額として支払います。
契約家賃から入居者負担額を差し引いた金額が補助金であり、一般の賃貸マンションの相場との差額と言えます。
例えば、契約家賃10~12万円台のマンションでも、条件を満たせば6~8万円程度の負担で入居できるものが特優賃です。
家賃(入居者負担額)は、申し込み世帯の前年度の収入額および家族数等に応じて上記の表3段階~5段階に区分されていて、
入居者に家賃が補助される制度になっています。
※入居者負担額が契約家賃に達するか20年が経過した時点で補助は終了する。
※管理開始時の入居者負担額を基準に毎年2%~3.5%上昇していく。
上記の通り傾斜型特優賃は入居者負担額(実際に支払う賃料)が毎年2%~3.5%上昇します。
但し当初入居者負担額が低く設定されています。
フラット型は毎年の上昇は一定期間ありませんが当初入居者負担額が比較的高く設定されています。
特優賃はその人のランクに合わせて家賃が変動するので、とってもお得な場合があります。
同じ家賃で通常の賃貸マンションに住むよりもはるかに質がいい物件に住めるようになるのです。
今回の記事では特優賃についての、家賃の仕組みと収入早見表についてお知らせしました。
前回の、特優賃についてのメリットやデメリットと合わせながら今回の家賃を基準にして良い物件を見つけてください。
次回
第3章 大阪市の特定優良賃貸物件に申込むためには?
最新記事 by 賃貸事業部デスク レオンワークス (全て見る)
- オリコフォレントインシュアについて - 2019
- Iot設備完備の新築プレサンスシリーズ続々登場 - 2019
- フラット35ってなに? - 2019