2023.02.08お部屋探し豆知識 , 賃貸マンション

賃貸物件の洗濯機置き場に排水トラップがないことで発生するトラブルとは

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排水トラップ

洗濯機周辺の悪臭は、排水や水道管が原因である可能性が高く、排水トラップが関係していることが多くなっています。

嫌なニオイがする賃貸物件となると入居希望者が減ったり、退去されたりする危険性があるため要注意です。
今回は、排水トラップの役割、排水トラップがないと発生するトラブル、取り付け方法をご紹介します。

賃貸物件の洗濯機周辺から異臭?排水トラップの役割と重要性とは?

排水トラップとは、洗濯パンや床の隅に設置されているL字型のパイプのことで、排水ホースと排水管をつなぐ役割があります。
排水管は下水道につながっているため、そのままでは部屋に異臭が入ってきてしまいますが、パイプ内部にある「封水」と呼ばれる水がニオイの発生を防いでいます。
排水トラップの種類は、「サイホン型トラップ」と「非サイホン型トラップ」の2つです。
賃貸物件でよく見かけるのがサイホン型トラップで、床下に排水するコンパクトな設計になっています。
非サイホン型トラップはお椀を被ったようなデザインで、主にキッチンやシンクで使用されています。
どちらの排水トラップも、嫌な下水のニオイを防止する重大な役割があるのです。

洗濯機の排水トラップがない!賃貸物件で発生するトラブルとは?

排水トラップがない、もしくは機能していないと下水からの悪臭を食い止められず、洗濯機まわりはもちろん、部屋全体にニオイが広がってしまいます。
また、排水トラップ内部の封水は異臭だけでなく、害虫の侵入も防いでいるのです。
排水トラップがなかったり、定期的なメンテナンスをしなかったりすれば、下水道をとおって虫やネズミが入ってきやすくなります。
害虫が発生しても気にせず暮らせる人は稀であり、多くの人は引っ越しを検討したり、オーナーや大家さんにクレームを申し立てたりするでしょう。
また内見時に、部屋で悪臭がすれば入居を見送る人が増えるため、ニオイや害虫の発生を防止する排水トラップは設置すべきです。

自分で排水トラップを取り付ける方法とは?

洗濯機の排水トラップは、自分で取り付けることが可能です。
取り付け手順は以下のとおりです。

●塩ビパイプ用接着剤を排水トラップの枠と内側に塗布する
●防水効果を高めるために、枠のツバ裏にシリコンコーキング材を塗布する
●排水管に挿入して強く押し込む
●付属のねじで固定し、ワンを入れて化粧カバーをかぶせる
●排水トラップ本体を取り付けて、パイプの向きを回転させる

排水トラップの設置は比較的簡単なので、わざわざ業者に依頼しなくても自分の力で取り付けられます。
また、排水トラップは共有部分あるいは部屋の設備とされるので、設置費用を負担するのは原則としてオーナー・大家さんになります。

まとめ

排水トラップがあるかどうかで、物件に対する印象は変わります。
排水トラップがないことで異臭や害虫が発生すると退去のリスクが高まり、入居者を失いかねません。
より良い賃貸経営のためにも排水トラップの役割をきちんと理解し、正しい対応をしましょう。
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