夢洲IRとは
大手IR運営企業のMGMと国内企業のオリックスによる共同計画で大阪市の人工島、夢洲で構想されている統合型リゾート(IR)でMGMとオリックスによる大阪夢洲IR計画は、初期投資額1兆8000億円と、国内最大級の不動産開発となる見込みで、年間来場者数は国内外から2050万人を見込んでいます。
IR施設の中核となるカジノ施設と大規模なホテル、2万㎡以上の大型展示場、6000人以上収容の国際会議場、関西や国内の文化を体験できる観光施設などが整備される大型複合リゾートとなる予定です。
鉄道路線も夢洲駅へ乗り入れる可能性もあります。
JRゆめ咲線も舞洲駅への延伸構想があり、京阪中之島線も大阪メトロ中央線九条駅に接続し、夢洲と京都・大阪都心間のアクセスを改善する構想もあり、統合型リゾート(IR)の発展によっては、夢洲駅が一大ターミナル駅として発展しそうです。大阪メトロは社会情勢の繁華やIR計画の進歩を見極めるため、夢洲駅タワービル開発構想の内容や時期を見直すことも発表しています。
①IRの実現にむけて
【夢 洲】 カジノエリア : 最先端の技術を導入した入場規制やゲーミング規制の導入
夢洲エリア : 夢洲エリア全体を実証の場とし、最先端の依存症予防対策 の研究・開発 【府内全域】
① 教育の振興等 ② ギャンブル等依存症の予防等に資する事業の実施 ③ 医療提供体制の整備 ④ 相談支援等 ⑤ 社会復帰の支援 ⑥ 民間団体の活動に対する支援 ⑦ 連携協力体制の整備 ⑧ 人材の確保等 ⑨ 調査研究の推進等 ⑩ 実態調査
②構想まとめ
人工島の夢洲をIR建設予定地とすることで、治安対策や騒音対策など、市民への負担を軽減、そして、広大な開発用地を利用することで、拡張性の面でもポテンシャルを発揮することが目的です。そしてリゾート内だけに収まらず、来場者を関西圏、そして全国へ送り出すことによって、経済効果を高める狙いもあるようです。ですが、2019年に横浜市がIRの誘致を行う方針を正式発表し、そしてその翌年には新型コロナウイルス感染症の大流行で社会情勢が著しく悪化しました。当時はカジノ法案という大きな障壁もあり、このままでは夢洲IR構想自体が白紙に戻ってしまいかねないところでしたが、米国の大手IR運営会社MGMがオリックスと連合を組んだことにより大阪府と大阪市が事業者として正式認定、現状ではIRの最有力地として大阪が挙げられています。
不動産ガイド:小林 茂美
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