2016.08.20賃貸マンション

大阪市を南北に縦断する上町断層が危険「Sランク」

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マグニチュード(M)7以上の大きな地震を引き起こす危険な断層帯は全国に点在する。地震調査研究推進本部の事務局を務める文部科学省によると、そうした97の主要断層帯の公表済みの確率評価を新たな4段階リスクに当てはめると、全体の3割にあたる少なくとも29断層帯が最高の「Sランク」に該当する。4月の熊本地震で一部が活動した熊本県の「日奈久(ひなぐ)断層帯」のうち、活動しなかった「八代海区間」と「日奈久区間」が「S」に。また大阪市を南北に縦断する「上町断層帯」や、近畿-四国を東西に横断する「中央構造線断層帯」のうち、和歌山県など近畿側の一部の「金剛山地東縁」「和泉山脈南縁」なども該当する。公表済みの発生確率に基づいて今後、正式にランク分けを進める方針。文科省は「なるべく早く全国版や地域版の地図などを作り、各地の気象台などと協力して自治体にも説明したい」と話している。熊本地震で活動した「布田川断層帯」の一部や、平成7年の阪神大震災で活動した「六甲・淡路島断層帯」は、地震から間もないため「S」に該当しない。

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——-産経ニュースより8月15日

Sランクとは?

政府の地震調査研究推進本部(地震本部)は15日、全国の活断層帯の長期評価について、30年以内に大きな地震が起きるリスクが高い順に「Sランク(高い)」「Aランク(やや高い)」「Zランク」「Xランク(不明)」の4段階に分けて公表する見直し案をまとめた。マグニチュード(M)7以上の地震を起こす主要活断層帯の少なくとも3割が最高の「S」に該当する見通し

上町断層とは?

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上町断層(うえまちだんそう)とは、大阪府を南北に貫く活断層である。
生駒断層の分岐断層であると考えられており、大阪北部の豊中市から大阪市内の上町台地の西の端を通り、大阪府南部の岸和田市にまで続く。長さは約40キロメートルになる。断層の東側が西側に乗り上げることで、千里丘陵や上町台地を形作った。

大阪市中心地 松屋町筋付近

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とはいっても、避けられないエリア

たとえ住居を避けても、オフィスが断層上ってこともあると思います。
大阪市内中心地にはとても大きな断層があると意識を持って、日頃の準備と心構えを行いましょう。

  • 家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう
  • 寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置を工夫しましょう
  • 手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう
  • マンションや勤務先の避難経路、地域の避難場所などを確認しておきましょう。

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中村 奈々

中村 奈々

神戸の不動産会社に入社したのは2006年1月、2007年7月に株式会社レオンワークスに入社し、賃貸仲介業に携わっております。賃貸に精通したガイドが、安心快適な部屋選びに役立つ情報をお届けします!

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