2023.06.22契約に関する話 , 賃貸マンション , 違約金

自主管理の退去立会いとは?立会いの流れやチェックポイントなどをご紹介

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自主管理の退去立会い

退去立会いはただ退去を見届けるだけでなく、賃貸借契約の締めくくりでもあります。
しかし、退去立会いは確認事項が多いため、実際の流れがわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、退去立会いとは何か、自主管理の退去立会い方法や流れ、チェックポイントなどについてご紹介します。

退去立会いとは?管理委託と自主管理の退去立会いの方法の違い

退去立会いとは、入居者が部屋を退去する際に部屋の状態をチェックし、貸主と借主それぞれが負担する修繕範囲の確認をすることです。
管理委託している場合は、入居者が管理会社へ退去の連絡をし、そのあと管理会社から大家へ退去予定の知らせが入ります。
退去立会い前の準備や当日の物件状況の確認や修繕費用の算定、請求などもすべて管理会社に任せられるので、大家は基本的に確認するだけです。
一方で、自主管理の場合はすべてを任せきりとはいきません。
自主管理でも、入居者と契約した不動産会社へ立会いをお願いできますが、断られた場合には連絡から精算まですべて自分でおこなわなければなりません。
また、大家一人での退去立会いだと破損場所を見落としやすく、入居者とトラブルになる可能性もあるため、管理会社へ委託したほうが安心でしょう。

自主管理での退去立会いの流れとは?

自主管理での退去立会いの流れは、まず入居者からの退去連絡を受けることから始まります。
そのあと退去立会い日の調整をし、退去チェックリストを準備します。
チェックリストは見落としを防いでくれるだけでなく、退去時に訴訟となった際に大事な証拠書類となるため、作成しておきましょう。
退去日当日にはチェックリストに基づいて一つひとつ確認をおこない、貸主と借主の負担範囲を決定します。
修繕が必要となった部分は、見積もり額と負担金額を計算し、入居者が支払う原状回復費用の請求・回収をし、退去立会いは終了です。

自主管理の退去立会いで見落としを防ぐためのチェックポイント

退去立会いで見落としを防ぐためにチェックしておきたいポイントは、大きく分けると水回りと居室、玄関、外回りの4つです。
水回りでカビや汚れは発生していないか、居室の壁が汚れていないか、玄関や外回りに物が放置されていないかなどを確認します。
そのあと国土省が定めた原状回復ガイドラインに基づいて、大家と入居者のどちらが修繕費用を負担するかを決定します。
通常の使用や経年劣化による損傷は大家、明らかに普通の生活では発生しないダメージは入居者負担となるのが一般的です。
また、トラブル回避のためには部屋の状況を写真に残しておくことも大切です。
いつ発生した傷なのか、どのような使用方法だったのかを借主に確認し、目の前で写真として記録すると、請求時に納得してもらいやすくなります。

まとめ

自主管理で退去立会いをおこなう場合、事前の準備や立会い後の見積もり作成・請求など多くの手間がかかります。
もし、自分一人での退去立会い対応に難しさを感じるようであれば、早めに管理会社へ委託するのがおすすめです。
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