賃貸契約をする場合、個人契約ならほとんどの場合保証委託契約を同時に結ばなければなりません。
この保証委託契約には費用が必要になり、これが賃貸保証料となります。
保証委託契約って何の為にするのでしょうか?
例えば借主様が家賃を滞納したとしましょう。
借主様に督促等の業務はいったい誰が行いますか?
貸主様か管理会社が行います。
ただ、すぐ支払ってくれるとは限りません。
忘れていた・・・位ならすぐに支払って頂けると思いますが、
お金が無い・・・だったら大変ですよね。
それだけで時間と労力を使ってしまいます。
結局支払って貰えず、裁判になるケースも稀にございます。
そんなリスクは負いたくはないですよね?
そのリスクを負ってくれるのが保証会社という事になります。
保証会社は滞納している賃料を立替し、貸主様に支払います。
督促等も保証会社が行います。
貸主様からすると、保証委託契約を結んでおくと、リスクを回避出来るという訳なんです。
賃貸保証料っていくら掛かるの?
保証会社の数は結構多くて、費用も様々です。
契約時(初回)に総賃料の0%~100%の支払い、以降は年間保証料を10%~数万円を支払い続けます。
中には初回のみの支払や月々払いなどもございますが、
貸主様の指定の契約がありますので、選ぶ事はほとんど出来ません。
メリットとデメリット
メリット
保証委託契約をする場合、敷金が0円もしくは安くなり、初期費用が抑えられます。
保証人が用意出来ない場合でも保証委託契約をする事により、契約出来る場合があります。
デメリット
賃貸保証料は返還されませんので、コストとしては高くなります。
大手法人様での法人契約は保証会社未加入での契約が可能の場合があります。
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宮島 孝治
課長 : 株式会社レオンワークス
2006年より不動産業界に携わり、2007年にレオンワークスへ入社、2009年に宅地建物取引士免許を取得、賃貸仲介・管理・仲介の実務経験を活かし、マンション選びからお金の話まで分かりやすく解説します。
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